助けたい親戚・友人がいるなら、直接助けに行くべし
被害状況と支援を求める声が ポツポツ Twitter に現れ始めた11日(水)
南房総市で建設業を営む人の「 被災している家がたくさんある 雨が降る前に、瓦屋根の仮復旧をしたいので、ブルーシートとロープと土嚢袋の支援を求めている」書き込みを見ました
見たのが夜だったので、木曜日に調達しヤマト運輸から発送した
受付時に遅配するかもと言われた荷物は、結局土曜の夜に届けられていた
水曜日に不足していると発信した情報に対して、土曜日の作業まで間に合わない状況だった
それでも日曜日まで雨は降らなかったので、役に立っていることを祈る
もし知り合いや親戚がいるのであれば、送るよりも、直接届ける方が確実に早く、確実に助けたい人のところに物が届きます
*ただし直接届けるには、発生直後であればあるほど、復路のガソリンや水、食料は現地で調達することはできない可能性が高いため、自身で用意して乗り込む必要があります
もう、ひとつ
12日(金)は市の役所で、出身校と おばあちゃんが入っている 老人ホームが市内にあると言う 埼玉から来た学生と出会った
おばあちゃんの老人ホームが停電&断水をしているので、そこに水を届けたいとのことだった
結局老人ホームと連絡がついて、直接届けに行くことになったのだが、その時点で社会福祉協議会で受け入れた救援物資は、各避難所と要望先に配っているとのことだったので、多分直接持って行って正解だったと思う
具体的に助けたい人がいるなら、その人のところに直接持って行く方が早くて確実に届く!
救援物資を受け取るには避難所へ行くべし
最初の週末には、災害ボランティアセンターが立ち上がった自治体が多かった
そして、多くの自治体で ドライバーと鳶職・大工さん以外は、市内在住・在勤に限定していた
この制限は正解で、実際にボランティアに参加してみると、地名や地域事情が分かってた方が良いことが多く、また立ち上げたばかりの災害ボランティアセンターの運営は手探りの状態だったので、 遠方から参加いただいた方の ”気持ち” や ”やる気” を満たしてあげられない状況だった
16日(月)は、救援物資の受け入れのお手伝いと、各避難所への積み込みのお手伝いをした
台風から一週間経っても、各家庭状況を個別に掴んで対応することは難しく、救援物資受入所から各避難所にだけ運搬を行っていた
もし被災した時に不足しているものがあったら、まずは避難所に行くことを薦めます
そして、避難所も狭いので、何でもかんでも送っておらず、避難所からのニーズに基づいて救援物資を送っていた
一方、次々と救援物資が届くため、こういった支援品があることが、避難所に伝わっているのかな?と思うこともあった
「こんな救援物資がある?」と問い合わせるなど、必要なものがあったら声をあげる、声をあげないと行き届かないなと思った
台風から2週間となる22日(日)は、高齢世帯で停電が長引いている世帯に、水とお粥と缶詰めを届けるボランティア活動に携わった
しかし、被災者からの要望は2週間経つというのに、屋根へのブルーシート張りのニーズが多く、ただのボランティアでは携われない作業だった
また災害ゴミを焼却場に持ち込むニーズも多いが、こちらも軽トラが必要なので対応できる人がいない作業だった
ニーズと対応力にミスマッチが起こっていた
今回の経験を通しての結論
災害の支援は、物資でも、作業でも、寄付でも、やれることをやれるタイミングでやればいい
千葉県災害ボランティアセンターの開設及び寄附金の受入れについて/千葉県