生活向上委員会

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台風15号を内外から経験して思うこと① 備え編

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2019年9月9日(月)未明からの台風15号で、自宅は午前2時前から停電しました

幸い市内では早い方で、約50時間の停電で済みました

自宅と表現したのは、現在県外に単身赴任しているため、実際の停電は経験していません

 

 

情報がない

通常の停電が1分くらいで復旧するのは、瞬間的な停電か、設備損傷があっても迂回して再送しているためで、基本1分以上停電する場合はどこかの損傷箇所を直さないと復旧しません

朝まで暴風域であったため、朝になっても停電していました

 

停電の中では、テレビも見られず、情報源はスマホのみ

「情報がない」と情報を求められても、マスメディアでは市原のゴルフ場ネットの倒壊と君津市の鉄塔倒壊のニュースだけでした

月曜日の段階で、今回の広範囲に及ぶ被害状況を正確に把握していたところは、どこもなかったように思う

マスコミや自治体は情報があるから行く、情報があるから対応する

そんな印象です

 

 

 

被害状況を発信しなければ、気づいてもらえない

仕事で南房総市に行った人からは、ほとんどの家で瓦が飛んでて、被害がひどいと電話で聞いたけれど、テレビではその情報はやっていませんでした

Twitterには、「家のまわりがこんな状況です」という情報がポツポツ上がってきて、Twitter情報の1日遅れで、ニュースで取り上げられていたように思う

それでも、まだ充電や電波があるところは、それが可能だった

 

今回被害の発見が遅くなった地域は

  • 世帯数がそもそも少ない
  • 電話や携帯などの通信手段が途絶している
  • 倒木で道路が寸断されている
  • 高齢世帯が多く、SNSで発信するという習慣がない

 

 

 

最初の2・3日は自衛 & 助け合いが大事

【停電していると】

  • ガソリンを給油できない
  • ポンプで汲み上げているところは、断水する

 

自宅に戻って友人・知人を訪ねると、どこも建物被害もなく、断水もなかったとのことで、2~3日の停電で済んでいた

停電中の暑さは大変だったと思うが、そんな中でもなんとか乗り切れる状況だった

 

千葉県内の停電は、当初約65万件、11日(水)午前9時の段階で約45万件、12日(木)午後2時で約33万件

木曜日・金曜日頃には、マスメディアでも各地の被害状況が伝えられるようになり、救援物資や支援が回り始めた

支援が回り始めるまでの2・3日は、各自の備えが大切である

 

【我が家の場合】

  • 大人一人の生活である
  • 冷蔵庫には調理済食料もある
  • カップ麺もレトルトも、水の在庫もある
  • 断水はしていない
  • カセットコンロはある
  • キャンプ用のランタン形のLED照明もある
  • ガソリンは前日満タンにしていた
  • 車からスマホへの充電が可能
  • ソーラーパネルから、太陽がある間だけ、コンセント1口分の電源がある(←冷蔵庫に繋いだので、この被害もなかった)

 

停電だけの被害なら、停電が復旧すれば生活は戻り、その頃には鉄道も道路も戻っているので、スーパーは若干の品薄感はあったものの、生活に困ることはない状態だった

 

 

【知人の家の場合】

  • 前日に常温でも大丈夫な、漬け物や煮物を買っておく
  • ご飯を炊いておいて、味なし、塩梅干し味、味付けと用意し、味が薄いものから食べる
  • お水を用意する
  • お風呂にも水を張る
  • 枕元に明かりと、持ち出しリュックを用意する
  • 停電が長引いてからは、高級な肉から調理し、加熱しながら食べる
  • 近所に農家が多く、チェーンソーを持っているので、その人たちが、地域道路の倒木や枝を片付けてくれた

 

建物被害・設備被害があったら、まずは雨対策が必要となる

断水していたら、トイレへの備えも必要となる

 

災害対策には3日分の食料と水を準備するよう言われているが、実際最初の3日間は、どこも混乱しており、公的な支援を受けらる状態にならないので、備えが大事であることを実感

また、被害状況・復旧状況には濃淡があり、所持品も・スキルも様々なので、ご近所での助け合いも有効だと感じた