生活向上委員会

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『人間ってナンだ?超AI入門』第11回「老いる」ーEテレ12月15日放送の備忘録

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全12回の、この日は11回目

テーマは「老いる」

番組の内容を備忘録しました

 

解説:東京大学大学院特任准教授 松尾豊

ゲスト:作家 五木寛之

司会:チュートリアル 徳井義実

 
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人間の老いとAIの関係

 

🌸コミュニケーションロボット

コミュニケーションの相手となるAI

 

🌸健康をサポートしてくれるロボット

データがたくさんあれば、各々にマッチした運動、食事の提案が可能

 

🌸ロボットスーツ

パワースーツのように、腰への負担を軽減

神経と神経、神経と筋肉を機械を通すことで、シナプスの結合を鍛える

義足が生身を超えるようになる

身体を拡張する、自転車のように便利にするか

 

 

人は、なぜ老いるのか

単細胞の生物は老いない

AI も老いない

でも、人間は老いる

 

人間は、細胞分裂の回数が有限

有限の方が、都合がいいことがあるはず

 

最初は学習率を大きくとって、学習が進むに従って小さくするといい

 

例えば

「l」と「r」の聞き分けは、早い時期に音素の聞き分けを固めることで、次の段階(言葉の習得)の学習ができる

音ー音素ー音節ー単語ー文

 

最初に学習率を大きくとることで、概念を下から組み上げることができる 

概念を組み上げると、学習率は下がっていく

若いころは伸びしろで勝負

老いるに従い、知識と経験を積み上げて、個人としての学習を終える

 

老いることで、変化する世界を生き延びてきた

 

一方、 何世代にもわたって進化の過程で積み重なった能力もある

 

 

学習と進化

学習と進化は何が違うのか?

 

環境が変わらないときは、適者生存で進化の方が頑健

環境が変わるときは、学習のしたたかを変えることで環境に、合わせられる

 

人間はかなりの部分を学習に寄っている

環境にあわせたり、環境を変えてきた

 

今人間は、テクノロジーを身につけることによって、生物としての進化を捨てた種族なのではないか

脳の容量の足りない部分を、IT系技術で拡張し始めている

 

IT空間の中だけでなく、物理的空間にも作用できるようになってきている

人と、ロボットと、情報系が、融合・複合した新しい時代を迎えようとしている

 

人類の新しい形の進化が始まっているのともいえる

生物としての進化ではなく、人とテクノロジーの共生社会における新しい一歩

 

 

高齢者の価値 

人の寿命が80年くらいだと、世代が代わると人の記憶が引き継がれない

(戦争など)忘れて、また同じ過ちをしてしまう

寿命があるところが、人類の弱さ

 

変わらないものついては、高齢者の方が情報を持っている

この情報を使って(AIが)学習すれば、人類社会の役に立つ

死を背景にしているからこそ、高齢者の情報に価値がある

 

 

シンギュラリティー(技術的特異点)

カーツワイル提唱の「脱出速度」

年々技術進歩の速さが速くなっている

仮に1年間に技術進歩により平均寿命が1歳以上延びると、人は死ななくなる

この時点が10~15年のうちに来るのではないか

 

今、AIにより世の中が大きく変わろとしている

AIと共に暮らす時代

AIの力を借りて、死なない存在になるのでしょうか

 

次回、12月22日(金)最終回は「働く」