生活向上委員会

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『人間って何だ?超AI入門』第2回 ー Eテレ10月13日放送の備忘録

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この日は全12回 シリーズの第2回目

テーマは「感じる」

 

『頭』だけの人工知能は存在しない

見たり・感じたりする『身体』=『ロボット技術』があって、初めて人工知能は発達する

 


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🌼『形容詞的』『副詞的』概念について

例えば、人工知能が「荷物を運ぶ」ことを学ぶとき、「どういう行動をしたら、どういうことが起こるのか」という膨大な試行錯誤の経験を蓄積していく

  

『形容詞的』『副詞的』概念は、

普通はこうだ!

いつもはこうだ!

という試行錯誤の経験があって、初めて「この荷物は、大きい」「いつもより速く運んだ」といった、相対的な評価ができる

 

『感じる』ことで、形容詞的・副詞的な概念を獲得できる

 

 

🌼『真似る』ということ

例えば、手術の縫合などは、模倣学習・見真似学習させるが、模倣学習には、「自分の身体に対してのイメージと、自分が見ているものに対してのイメージの対応関係」が取れないとできない

 

人間は、ゼロから学習すると大変なことを、模倣学習をすることで高速に取得していく

そして、だんだん頭の中でシミュレーションできるようになり、一連の行動をチャンク(塊)化できる

すなわち、右足をどうだ、左手をどうだ、としなくても「荷物を運ぶ」ことができる

 

 

🌼『感じること』と『考えること』の関係 

スポーツは、まずやってみて、後から、なぜ良かったか・悪かったのか考えている

 

『感じる』ことがベースにあり、それを加速化させるために『考えている』

 

脳が体を動かしてるように思うけれども、最近の脳科学では、体が動いてるから、脳がその意味を解釈している

 

 

🌼『意志』『意識』について

私たちは、本当に考えて動いているのか?

 

神経学者ベンジャミンリベットの実験

ある動作を起こす「意識的な決定」の前に、「意識的な決定」を促す「無意識的な脳活動」がある

 

例えるなら、「人間の意識」は、会社の取締役会のようなもの

取締役が意識しなくても、事業活動は各事業部が自動的にやっている

各事業部で解決しきれない問題が、取締役会まで上がってくる

意識に上るのは、相当大きな問題だったり、予想と違うものだったりするのではないか

 

例えば、卓球のような反射的なスポーツでは、考えなくても上手くできる選手が、考え出したら上手くできなくなることがある

 

「考える」=「言葉にする」というのは、情報を削ぎ落とすこと(データの圧縮)

無意識でやっていたことが、落とされてしまう

でも言葉にすることで、保存性を良くしている

言葉にして貯めることができるので、先に繋げることができる

 

情報の多くを、人間は知らないけども感じている

そのデータから、人間の脳が重要なところだけを抽出し、意識に上らせている

ほとんどの部分は、人間は感じてはいるけども、自分では理解してない

 

感じる=情報を集める

考える=編集する

 

AI開発において、考えることが大事だと思っていたけど、今では、膨大な『感じる』ことに支えられている

 

次回は10月20日、テーマは『発想する』

これまた、楽しみ。